2016年エルムSレース回顧!!

新星誕生!!

5歳馬以上で争われた今年のエルムSですが、“今年は新鮮味に欠けるメンバー構成”とお伝えしていました。
メンバーを見渡しても、帯に短し襷に長しといった感じで、一長一短あるような馬ばかりでしたからちょっと上では通用するような馬は見当たらないかなと言うのが正直なところでした。
すみません。
訂正します。
いやぁ、勝ったリッカルド(牡5・黒岩)ですが、一言で強いですね。
2着だったクリノスターオーとの着差はわずかにクビ差ですが完勝です。
まさにテン良し中良し終い良しの3拍子揃った競馬でしたね。
そして3着だった1番人気モンドクラッセは落馬負傷して乗り替わった柴山騎手でなく、乗り慣れた三浦騎手であればもう少し違った競馬も出来たかと思いますが、力のある2頭を捻じ伏せたリッカルドはやっぱり強かったです。

上がり35秒9!!

勝ち時計1分43秒5は良馬場で行われた事を考えればまずまずのタイムだったと言えます。
逃げたモンドクラッセのペースも緩む事なく、淡々とした流れで決して楽ではなかったです。
まず動いたのは6着のブライトライン。
この馬が3コーナーで動いたことによって、ペースが緩まなかったとも言えます。
ただ、ここでそれに便乗したのが勝ったリッカルドで、一緒に上がって行って直線もしっかり伸びての差し切り。
データでも「札幌は3コーナーからのまくりが決まりやすくなっています」とお伝えしていましたがまさにその通りの競馬をしてくれました。
しかし、長い脚を使い続けると大抵ラストは脚色が鈍くなります。
しかし、ここで驚きなのがリッカルドの上がり35秒9という数字。
ペースが落ちるどころか最後まで伸びているんですよね。
これだけの脚を長く使えるというのは、かなり心臓が強くないと出来ないことですし、終いまでしっかり伸びた経験というのは今後のGI戦でも活かせるはずです。
さらに、小回りの地方交流GIなどではこの自在性は大きな武器となる事は間違いありません。
5歳にして初重賞と遅咲きではありますが、今後の躍進に更なる活躍を期待します。

力のあるところは見せたが!!

2着のクリノスターオーは重賞3勝馬の力は見せてくれました。
ただ、年齢からなのか少々ズブくなってきていて、このレースでも勝負処で鞍上の幸騎手の手が必死に動いていましたね。
そのため、今年に入ってからは、なかなか勝ち切れないのもいたしかたのないところでしょうかただ、走りからは衰えは感じないですし、まだまだ重賞での活躍が期待できそうです。

3着のモンドクラッセも惜しいレースではありましたし、ペースや流れを考えれば“負けて強し”の内容です。
ただ、この馬の場合、戦績を見ると函館札幌巧者の印象が強く、中央開催に戻ってどこまでやれるかが課題になりそう。
あとは、もう少しコンスタントに使えるようになるといいですね。

7着のジェベルムーサも前走ブリリアントSの時よりは良くなっていたように見えましたが、リッカルドが上がって行ったときに一緒に行けなかったあたりが本調子にない証拠。
本来であれば、あそこで上がっていくだけの脚はもっていますし、復調にはまだもう1、2戦様子を見た方が良いのかもしれませんね。

まとめ

終わってみれば非常に内容のあるエルムSだったように思います。
勝ったリッカルドは元々、体質の弱い馬だったそうで、ここに来ての体質強化が近走の躍進に繋がっているとの事です。
このまま順調に行ければ、来年のかしわ記念あたりでの激走を期待できるのではないでしょうか。
これからも期待しましょう。

   

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